2018年にデビュー10周年を迎え、音楽的にも人間的にも円熟味を増したフルーティスト栗田智水の初ソロアルバム。パリの息吹を感じさせる色彩豊かな、息の合った演奏を聴かせる。「楽器から歌が聴こえるように」と選んだのはフォーレを中心とした歌曲や近代フランス音楽の名曲11曲。どこか儚げで憂いを帯びたメロディーとハーモニーが、まるで息をするように自然に、叙情的に紡がれる。